ヒトの血管の壁は弾力があり、ゴムのように伸び縮みをすることで血圧を安定させ各臓器へ過度な負担がかからないように調整しています。ところが生活習慣病や喫煙、加齢などで弾力が失われゴムが固くなる(この状態を動脈硬化と言います)と、血圧が高くなり各臓器への負担が増えることで臓器の寿命が短くなります。さらには血管自体が破れる脳出血や、固く細くなった血管が詰まることで起こる脳梗塞や心筋梗塞といった病気の危険性(リスク)も高くなります。当院では、動脈硬化の原因となる生活習慣病の予防に努め、生活習慣の改善、投薬(薬を増やすだけでなく、優先順位の低い薬を減らすことも大事です)、禁煙指導などを通して皆さんの健康寿命を伸ばすことを一緒に考えていきます。
一般内科
Internal medicine